冒険王 放送前のガンダム資料2012年05月21日 08:50


  機動戦士ガンダムが1979年4月に放送開始されて33年。
  その放送開始前にガンダムを扱っていた雑誌があったようです。
  確定できないのは原本が無いので仮定の話になってしまいますが、これから
  ご紹介する資料は冒険王の切り抜きと思われ、本のサイズや文字の使い方
  などを比較して、冒険王ではないかとした訳です。
  機動戦士ガンダムが放送開始後、一番初めにコミックにしたのは岡崎優氏の
  「機動戦士ガンダム」で、冒険王5月号付録小冊子から連載が開始され、
  翌年1980年2月号まで掲載されておりました。

   ≪この連載作品を詳しく調べ2011年にも復刊した冒険王版機動戦士
    ガンダムを比較した内容はこちらで紹介しておりますのでご確認下
    さい。≫

  これから紹介する資料に掲載されている内容として、「4月7日より放送
  開始」と、記載されている事や、岡崎優氏のコミック「機動戦士ガンダ
  ム」の作風でもなければ全くちがう武器等も紹介されている等を考慮した
  上で、5月号以前に発売された冒険王で、ガンダムの放送前となる3月号
  もしくは4月号になるのではないかと思います。
  【注意】2ページ目の右下に別冊付録で大活躍とあるので、もしくは5月
  号の可能性もあります。
  今までのガンダムの資料は1979年4月から始まった機動戦士ガンダム
  の放送後に発売されたアニメ雑誌等が一番古い資料として認識し、197
  9年12月にテレビマガジンの付録が設定資料として一番最初でしたが、
  この資料はそれ以前となる事から、大変貴重な資料となり、また放送開始
  後のガンダム、ガンタンク、ガンキャノンの仕様及び武器に関してもまっ
  たく違い本放送でも出てこない様な武器も紹介されておりますので、資料
  としてはかなりレアな部類に入るかと思われます。
  この資料と後の仕様の違いを重点的にご紹介していこうかと思います。
  長らく説明してきましたが、一様貴重であるとの認識の上、ご覧ください。
  1ページ目の主だった仕様の違い
    まずはガンダムから。
     1.ガンダムの顔、鼻から口の部分が違う。
     2.ガンダムの顔の横のダクト口の数が左右6個づつある。
     3.ガンダムの肩にバズーカ?がジョイントされている。
    ガンキャノンでは。
     1.足にミサイルが付いている。
       本放送ではザクにミサイルランチャー?ミサイルポッド?が
       付いている仕様がありますが、ガンキャノンには無いです。
    ガンタンクでは。
     1.背部に大型のミサイルらしい物がある。
     2.キャタピラ横にミサイルが付いている。
     3・左手先に何やら見かけない武器が付いている。

   2・3ページ目のモビルスーツの仕様と武器の紹介
    ガンダムの紹介文
     身長=18㍍、重量=60㌧ おもに白兵戦用のロボットだ

    ガン・キャノンの紹介文
     身長=17.5㍍、重量=70㌧ おもに砲兵専用のロボットだ

    ガン・タンクの紹介文
     身長=15㍍ 重量=80㌧ おもに戦車戦用のロボットだ

    お気づきかもしれませんが、この時点でモビルスーツと言う名称は
    無かったようです。

   2・3ページ目の武器の紹介
    ガンダムの武器
     1.ガンダム・ハンマー
       説明文
       「ビート・ハンマーで、三角形の先からエネルギーを放出する」
       ビートってなんだぁ。エネルギーが放出したらガンダムはどう
       なるw
     2.ハイパー・バズーカ
       説明文
       「長さ=9.6㍍ 射程距離=10㌔ 戦車の装甲板を貫通し
        破壊する」
       モビルスーツ用ではないのですかw
       ガンダムの肩に乗せる形状が見られますね。しかも残弾は無い
       様で1回しか使えないのか?
     3.ビーム・ライフル
       説明文
       「長さ=5.95㍍ 射程距離20㌔ 熱線ビームを発射し敵
       を破壊する」放送で使用しているビームライフルとほぼ一緒な
       感じですね。
     4.名称不明
       ガンダムの両肩に突き出た棒状のなにか。
       放送ではこれがビームサーベルとして使用されました。


    ガン・キャノンの武器
     1.ビーム・ライフル
       説明文
       「長さ=8.75㍍ 射程距離=30㌔ 狙撃用として使用す
       る」このビームライフルは放送では出てこないですね。
     2.スプレー・ミサイル
       説明文
       「長さ=6.8㍍ 60発のミサイルを同時に発射できる」
       発射口はそんな数ないと思いますが、どうやって同時に発射で
       きるのか。。。
     3.キャノン砲
       説明文
       「長さ=6㍍ 射程距離=10㌔ 300㍉迫撃砲」
       砲兵専用ならもっと射程距離の長い武器にしてほしいもので
       すね。
     4.名称不明
       脚部にミサイルポッド?ミサイルランチャー?がある。
     5.名称不明
       ナイフ型をした武器が左手に握られています。
       砲兵専用でも白兵武器があるんですね。


    ガン・タンクの武器
     1.ビーチ・ミサイル
       説明文
       「長さ=12㍍ 射程距離=1800㌔ 駆逐艦クラスを撃破
       できる」極端に長い射程距離。
       いったいどうやって敵を補足するんだぁ。
     2.クルーザー・ミサイル
       説明文
       「長さ=10㍍ 射程距離=800㌔ 地表すれすれにとぶ
       ミサイル」

     3.ボッブ・ミサイル
       説明文
       「長さ=6.8㍍ 射程距離=20㌔ 260㍉連射用の
       ミサイルだ」
     4.名称不明
       両肩の備えた砲身の長い武器。
       放送でもガンタンクの武器と言ったら120㍉キャノン砲で、
       これは同じ仕様と考えられますね。
     5.名称不明
       右手の武器
       放送のガンタンクの手の部分の武器と同じ仕様。
       ちなみにその武器はボッブミサイルランチャーとなっている。


   機動戦士にのる少年たち
     アムロ
      「ガンダムの提唱者を父にもつ。ガンダムにのり、敵と戦う。」

     セイラ
      「敵ジオンの住人だった。ガン・キャノンの砲撃手となる。」

     リュウ
      「家族をジオンに殺された。ガン・キャノンの操縦士となる。」

     カイ
      「ひとりではなにもできない性格。ガイ・タンクの操縦士と
      なる。」

     ハヤト
      「家族がすべて戦死。気の弱い少年。ガイ・タンクの砲撃手と
      なる。」

    ここで気になるのは、機動戦士にのるとある事から、モビルスーツとの
    名称はまだ使って無いのが分かります。
    それと、アムロの説明文で「ガンダムの提唱者を父にもつ」ん?提唱っ
    ておかしくないですか? せめて開発者とかでは。。。
    セイラの説明文で敵ジオンと出てるので、敵とはジオンの事らしい。
    カイとハヤトの説明文でガイ・キャノンとあるがガン・キャノンの間
    違いです。


  で、いろいろと検証した結果。 これはガンダムの玩具、クローバー製の
  各機体にそっくりなんです。
  下の写真はクローバー製のガンダム玩具を紹介する写真で、良く見ると
  ガンダムの手にしているハンマーはこの設定資料にそっくり。
  ガンダムはやはり玩具を主体に置いたスポンサーで作られていたので
  この資料はクローバーの玩具を元に作ったのではないのかと思われます。
  でも、ガンダムの放送前と言え、ここまで放送内容とずれているのは
  当時だからありだったのでしょうか。 今では考えられないですよね。
  サンライズさん的には黒歴史?w

  原本が手に入りましたらまたご紹介いたします。
  それまで続編をお待ち下さい。

コメント

_ おおた ― 2012年05月21日 22:26

妙味深く読ませて頂きました。
キャラクター紹介は「機動戦士ガンダム記録全集1」に掲載された設定書・原案の要約ではないでしょうか?
武装は「GUNDAM ARCHIVE」のフル装備の玩具イメージと同じものかと。
ただMS本体が決定稿なので、雑誌用に書き下ろしたイメージなのか、玩具の宣伝用なのか興味をそそられます。

_ とんにゃん ― 2012年05月22日 08:36

_おおた様
いつもお世話になっております。
御サイトにはいつも敬服して拝見しております。
また、先日行われたオフ会でも話題に上がり、富野監督を崇拝する
シャア専用ブログさんやひびのたわごとの管理人さん等からは
大変参考になるとの事をおっしゃっておりました。
機会がありましたら是非今度のオフ会お会いできればと思います。

コメントの件ですが、放送開始前の資料としては記録全集に記載されている
内容以外に準備稿や企画書があったそうで、その内容と違うとの情報を
皆川氏から頂きました。
なので記録全集に記載されているのは決定稿って事になります。
(決定稿は放送用とは違う)
ここで紹介した資料は冒険王がその決定稿を元に製作したと思われます。
MSはおそらく玩具メーカーが起こした資料じゃないかと感じました。
この件に関しても助言を頂き、ガンプラジェネレーションに記載されているとの
事です。
詳しく調べた訳ではないのですが、放送開始前の企画書等はもっと違った
設定があったりと面白い内様になってます。
この辺をご紹介できればと思いますがなかなか発表の機会が無く今に至って
おります。

_ おおた ― 2012年05月23日 08:15

_ とんにゃん様
お返事ありがとうございます。
いろいろ納得です。
稚拙なホームページですが活用していただけた事に感謝感激です。
オフ会については出席いたしたいと思いますので、メールなどで詳細を知らせて頂けるようお願いできますでしょうか?
以上になります。

_ Doburoku-TAO ― 2012年06月09日 13:15

記録全集 1 の巻末に、玩具用図面画掲載されていますよ。
あと、LPレコードに描かれた「ビームピストル」が描かれてないのが面白いですね。

ガンダムの場合どうかわかりませんが、玩具デザインだけが決まっていながら製作開示寸前に監督を引き継いだ「ザブングル」のようなドタバタがあったのかも知れませんね(「ザブングル 記録全集1」参照)

_ とんにゃん ― 2012年06月10日 00:17

Doburoku-TAO様
コメントありがとうございます。
記録全集は存じ上げております。
書籍も所蔵しております。
ただ、記録全集が出版されたのが1979年の12月。
この冒険王が出版されたのが1979年4月。
以上の状況での記載となりました。

記録全集が出版されたのが遅いと言う事を説明に入れて無く
言葉足らずですみません。

以上の内容は<おおた様>へのお返事も記載してありますので
ご確認の程よろしくおねがいします。

いろいろありがとうございました。

_ 3ds r4i gold ― 2012年10月04日 15:00

機動戦士が好き!

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