富野由悠季監督の講演会2012年05月04日 20:02

5月3日 Fusion フェスタ in Tokyo
  ~核融合!未来を創るエネルギーが開催され、
  「夢じゃないよ カクユウGO-」と、題して富野由悠季監督が
  特別講演をされたので行って来ました。

  場所は日本科学未来館

  10時から開場するのでその少し前に日本科学未来館に到着したら
  長蛇の列。  これは遅く来たかなって思いましたが、どうやら一般
  見学の方々だった様です。

  こちらはパンフレットに記載されていた富野由悠季監督の紹介。

  入場後7階の会場へ。
  受付に通され何やらお土産を選んでくれと。
  一つはプラズマくんのマグネットともう一つはライト。
  実用性を考えてプラズマくんライトを頂きました。

  席の場所を確保する為に11時からの講演に参加したら、11時20分
  過ぎ頃に富野由悠季監督が何気なく開場に現れて、講演を聞き始め
  ました。
  私はその斜め後ろ、約7m程離れた所からじ~~~っと見てましたw

  昼食をはさんで13時から富野由悠季監督の特別講演が始まりました。
  冒頭、監督はこの様な施設なのでお子さんが来るだろうと言っておられ
  年齢が低い方を対象に話を進めるとの事。
  それと監督が「この近くに1/1ガンダムが立ったから、ついでに富野
  呼んだら少しでも騙せて来る人もいるんじゃないかな・・・と、言う事が
  一番の本音じゃないのかな・・・これは大人の話ですw」
  「核融合発電については20年程前に存じ上げてた。理工系の研究者が
  目指す最終的なテーマになるんじゃないのかと思っていて興味を持って
  いた事も事実。 核融合研究所もなんとなく承知していたがそれほど
  興味はありませんでした。」
  て言うのは僕自身の職業がテレビマンガを作る仕事・・・」

  このあたりで小さいお子さんが開場から出て行かれ。。。

  「あ~。ちびちゃんに逃げて行かれてしまってものすごくショックを受けて
  いますw」「って言うのは、大人たちにどんな話をしても改善しない!」
  「皆さん方が現在の日本政府の閣僚たちをみてわかる事だし、原子力
  の人たちを見てわかる通りで、30年40年これで飯を食ってきた人達に
  路線変更しろと言っても無理なんですよ。だから次の10年20年50年
  100年って時代を作るのは今まだ根が育っていない子供たちなんじゃ
  ないかな、そういうところの本当の意味のタレントつまり才能がいるじゃ
  ないかと思う様になりました。そう言う事もありまして、僕自身がアニメ
  の仕事やっているために、子供達に発信をする情報を提供するすと
  言う事がとても大事な事だと分かってきました。」
  「そういう風な事が分かってきた為、実を言う核融合研究所の様な物が
  できてもあまり期待していなかったのがあります。」
  「今回ご縁がありまして、こうゆう立場に立たせて頂いて、あらためて
  大型ヘリカル装置の真空容器の中を見学させてもらって、今ここまでの
  事をやっているんですよと教えて頂きますとそれはそれで嬉しい、
  と、言うのは基本的に自分もこう言う仕事をやりたかったと本音があり
  ます。」
  「で、本音もあるんだけど、実際に核融合発電ができるのかできないの
  かに関して言えば現在ただ今でも、まだ簡易的であります。簡易的で
  あるんだけども少なくとも去年の東日本大震災と福島の原発の事故を
  みて、われわれの本当に分かる事があるのは現有のつまり大人たちに
  やらしている事だけで、これから日本なり地球なりが50年100年
  1000年もつのかと言うともつ訳がないと言う事だけわれわれがみな
  実感した。」「実感すればするほどまだ整ってない核融合発電がやはり
  必要なんではないかとほんとうに実感しました。」
  「実感する様になってくればこの部分をやな言い方なんですけれども
  若い世代にもっと啓蒙していく必要があるだろうっと思っております。」
  「お見受けした所皆さん僕より若いんで皆さん方自身が変革できない
  にしてもこの職業についていたいこう言う学生生活をおくったりするんで
  今さら方向転換できないから勘弁してくれだったら、お前の技術は
  それでいいからそれで死ぬまで収支決算を付けろ。だけども大事な事
  があるのは去年のああ言う大震災、それから福島の原発の事でわかっ
  てみる原子力村の人々の大人のあり方を見て行けば、やはりこれは
  やばいぞじゃどういう変革をさせるかという時に大人達の変革は基本
  的に我が身を見てわかる通りで、例えば僕自身がそのテレビまんがの
  製作者と言うレッテルを剥がす事もできない。で、これで50年近く
  生活してきましたから人質はこんなもんです。僕は泣いて死んでい
  きます。」「泣いて死んで行くとはどう行く事かと言うと実は核融合発電
  をみたいな事をやりたかったのにできなかったからでそれはとても悔しい。
  だからちゃんと勉強をしなくちゃいけないと60過ぎてからしみじみ思う
  様になりました。 ですから僕よりまた一世代二世代三世代若い
  皆さん方それでもう大人になっちゃってるんだよね俺・私って思ってる
  人達は次の世代に向かってやはりもうちょうっとだけなんとかしなくちゃ
  いけないんだよって言うお話を伝えていって頂きたいしそう言う世代の
  人達に技術論で言えばこう言う様な可能性があるんだよって事をお伝
  えして頂きたい。 で、そう言う場合に若い世代に伝えられる核融合
  発電と言うのは明確な具体的な目標として設定する事ができるのでは
  ないかと思っております。ですからここで今日現在ただ今核融合研究所
  でやっている技術が実験結果と言う物が研究している物がこの様な話を
  していった方がいいのかなと思っているんですけれど、このお客さんの
  顔ぶれ見てると今さらそう言う食事の勧めを説明する必要があるのか
  どうなのかものすごく疑問なのだけど、どう思いますか?」

  ここで研究所の方へ無茶ぶりw
  「あの、いきなりふられましたけれども、今日の趣旨から致しますと
  私どもの核融合目指した研究活動を是非、監督の視線から紹介して
  頂きたいと思っておりますけど、いかがでしょうか」

  「て、言うふうにもふられてる訳なんで、しょうがね~な~って思って
  やるしかないな~って思ってる部分はありますが。
  だから。。。一番初めもお断りした通り、こちらの予定がぜんぜん
  くるった訳で。どう言う説明からしていったらいいのかって事ですが。」

  こんな感じで富野節炸裂で始まっていきます。

  講演の内容はいずれ他のブログさんか公式サイトで掲載されると思います
  ので、そちらをご覧ください。
  
  富野由悠季監督はピンクのシャツにグレーのジャケット。
  そしていつものサイン入り黒の帽子。
  


  やっぱり富野由悠季監督のお話は面白いですね。
  いつまでもお元気で、楽しいお話聞かせて下さい。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://gundam-zousho.asablo.jp/blog/2012/05/04/6434119/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。